荒井祭里、東京五輪女子1号!代名詞“ノー・スプラッシュ”でいざ祭典へ

[ 2019年7月17日 05:30 ]

水泳世界選手権   第5日 ( 2019年7月16日    韓国・光州 )

決勝進出を決め祝福されガッツポーズを見せる荒井(撮影・会津 智海)
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 女子高飛び込み準決勝で、荒井祭里(18=JSS宝塚)が312・45点で10位となり、20年東京五輪の出場が事実上決まった。内定条件は決勝進出の12位以内。17日の決勝を棄権しない限り、東京五輪日本代表の女子1号となる。金戸凜(15=セントラルスポーツ)は右肩痛を発症して17位に終わった。オープンウオーター男子10キロの豊田壮は39位、野中大暉は45位でともに東京五輪出場権を逃した。

 電光掲示板でスコアを確認すると、荒井は両手で顔を覆い笑った。最終5本目の5253B(後ろ宙返り2回半、1回半ひねりエビ型)。飛沫(しぶき)の少ない鮮やかな入水を決め、70・40点を叩き出した。後ろに10人を残していたが「思ったより点が出たので(決勝に)いけると思った」と確信。10位確定の瞬間は馬淵コーチと抱き合い「五輪内定は素直にうれしい。東京で得意の入水を見せたい」と涙を見せた。

 母親がマタニティースイミングに通っており、水との付き合いは“生前”から。物心ついた頃には水泳をしており、小学1年時にJSS宝塚で飛び込み練習を見て「楽しそう」と競技を始めた。目立つ選手ではなかったが、ケガを危惧するコーチ陣からトレーニングを止められるほど練習熱心。同じクラブのレジェンド寺内健やリオ五輪8位の板橋美波から地道に技術を盗み、中高生で飛躍する選手が多い飛び込み界で大学生になってからスポットライトを浴びた。

 代名詞は“ノー・スプラッシュ”。飛び込みの本場・中国出身の馬淵コーチは「初めて見た時の印象は普通以下の選手。まさか五輪に出られると思わなかったが、今は中国選手に負けない入水技術がある」と評価する。

 決勝に向け、荒井は「思い切った演技をして優勝を狙いたい」と言い切った。シンクロ高飛び込みでペアを組む板橋が左足疲労骨折で3月に手術。今秋の復帰を目指してリハビリ中の1歳上の先輩に勇気を届けるためにも、五輪出場に花を添えるメダル獲得を狙う。

 ◆荒井祭里(あらい・まつり)

 ☆名前の由来 祭りのように周囲に人が集まる存在になってほしいとの願いが込められている。

 ☆生年月日 2001年(平13)1月18日生まれの18歳。やぎ座、巳(み)年。ビートたけし、ケビン・コスナー、おすぎ、ピーコらと同じ誕生日。

 ☆経歴 兵庫・甲子園学院高時代に全国高校総体を3連覇。17年世界選手権ブダペスト大会出場、18年ジャカルタ・アジア大会5位。今年4月に武庫川女子大に進学した。

 ☆所属 JSS宝塚。一緒に練習する飛び込み界のレジェンド寺内健を「健君」と慕い、尊敬している。

 ☆サイズ 身長1メートル50、体重39キロ。

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