水球男子 強豪イタリアに競り負けるも善戦 大本監督「次やったら勝てるのではないかと思える内容」

[ 2019年7月17日 19:53 ]

水泳世界選手権 ( 2019年7月17日    韓国・光州 )

<世界水泳光州2019・男子水球予選1次リーグ 日本・イタリア>選手に指示する大本監督(中央左)(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 水球男子日本代表は1次リーグ第2戦でイタリアに7―9で競り負けた。16年リオデジャネイロ五輪銅メダルの強豪に善戦。大本洋嗣監督(52)は「イタリアには100年は勝てないと思っていたが、次やったら勝てるのではないかと思える内容。負けて言うのも何ですが、リオ五輪後の試合では一番良かった」と振り返った。

 日本は相手GKと1対1になるビッグチャンスを5度外すなど決定力不足を露呈。イタリアの強豪ブレシアに所属するGKマルコ・デルルンゴ(29)にビッグセーブを連発された。身長1メートル90の守護神について、イタリア水泳連盟のフランチェスコ広報は「身体能力が高く、チームの信頼も厚い。水球界のブッフォンのような存在」と説明。サッカー元イタリア代表のGKジャンルイジ・ブッフォン(41=ユベントス)の名前を挙げて、信頼の厚さを表現した。

 “カテナチオ”を攻略できず、足立聖弥(24)は「1対1の時に沈まない。足の強い日本にはいないタイプのGKだった。きつい場面でも(シュートを)上と下に打ち分けないと、入らない。最後の部分の動きで差が出た」と反省した。1次リーグ2試合を終えて、1分け1敗のD組3位。19日の最終戦では2敗のブラジルと対戦する。初の決勝トーナメント進出には日本が勝利して、ドイツがイタリアに負けることが最低条件。その上で得失点差でドイツを上回る必要がある。

続きを表示

2019年7月17日のニュース