大関・高安が休場 異例の4大関全員不在

[ 2019年7月17日 10:03 ]

<大相撲名古屋場所9日目>正代に突き落としで敗れ、顔をしかめる高安(撮影・坂田 高浩)
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 大相撲の大関・高安(29=田子ノ浦部屋)が名古屋場所11日目の17日、休場した。8日目の玉鷲に勝った相撲で、小手に振られた際に左肘を痛めていた。9日目以降は患部をテーピングで固定した上からサポーターを巻いて出場を続け、10日目に明生を破って勝ち越しを決めていた。高安の休場は昨年夏場所以来で、通算5度目。11日目の対戦相手の白鵬は不戦勝となる。

 今場所は右膝を痛めている貴景勝が初日から休場し、栃ノ心が古傷の右膝、場所前に痛めた左肩の影響で6日目から途中休場、豪栄道は右肩の負傷が悪化して8日目から途中休場しており、これで4大関全てが休場となった。

 昭和以降、3大関の休場は過去に4度(2001年秋場所、02年名古屋場所、03年初場所、12年秋場所)あったが、4大関の休場は初めて。大関が空位だった場所(1981年秋場所)を除き、番付にいる全ての大関が休場して大関不在となったのは、59年秋場所(1人大関の琴ケ浜が途中休場)、2018年夏場所(2大関で高安が全休、豪栄道が途中休場)に続いて3度目となった。

 また、西前頭15枚目の魁聖(32=友綱部屋)も11日目から休場した。

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2019年7月17日のニュース