安美錦5連勝で白星先行「ぎりぎりまで来ると、人って力を出すんだね」

[ 2019年3月18日 15:36 ]

大相撲春場所9日目 ( 2019年3月18日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所9日目>翔猿(右)を押し倒した安美錦(撮影・亀井 直樹)
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 西十両11枚目の安美錦(40=伊勢ケ浜部屋)が5日目からの5連勝で、5勝4敗と白星を先行させた。東十両11枚目の翔猿(26=追手風部屋)に低い体勢で当たり、相手が引いたところで前に出て押し倒した。安美錦の5連勝は、8場所ぶりに幕内に復帰した17年九州場所の初日~5日目以来。

 「とりあえず一歩踏み込んで当たっていこうと。はたかられたらついていけないだろうなと。それぐらいに考えていたのがよかったじゃないかな。やりやすい相手じゃなかったけど」

 白星先行がかかる一番でも過度な意識はしなかった。「そういうことを考えると、今日の相撲に出ると思ったが、そこまで考えていなかった。自然といった。このスタンスでいいんじゃないかな」。目の前の一番だけに集中して、結果につなげた。

 内容のいい相撲に「久しぶりの感触。しっかりこの感触を覚えておかないと。もうこんな相撲は取れないかもしれない。毎日、そのぐらいの気持ちで取っている」と話した。とはいえ「まだやめるつもりはない」と40歳は言い切った。

 「ぎりぎりのラインまで来ると、人って力を出すんだね」。初日からの4連敗で幕下陥落もちらついたが、これで十両残留ラインの6勝まであと1勝となった。

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2019年3月18日のニュース