貴景勝 大関昇進目安へあと3勝 10日目鶴竜戦は「いいバロメーターに」

[ 2019年3月18日 18:41 ]

大相撲春場所9日目 ( 2019年3月18日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所9日目>千代大龍(後方)を突き落としで破り、ほっとした表情の貴景勝   (撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 大関獲りの関脇・貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)が平幕・千代大龍を突き落としで下し、7勝目を挙げた。ともに頭からぶつかる互角の立ち合い。引いたところで千代大龍に押し込まれたが、踏ん張って逆襲すると劣勢に回った相手がバランスを崩し、土俵にはわせた。

 反応良く30歳のベテランを料理して、これで4連勝。「体が動いてくれたから良かった。馬力あるので気持ちが消極的になると吹っ飛ばされちゃうから」と気迫で制した一番を振り返った。

 上位との対戦が続く後半戦。10日目は昨年9月の秋場所以来となる横綱・鶴竜戦が組まれた。過去3戦で勝利したことはないが、自身はその後の九州場所で初優勝を飾り自信をつけてきた。

 10勝以上とされる昇進目安まで残り3勝。腕が試される鶴竜戦へ「いいバロメーターになる。相手がどうより自分がどうしていくか。集中して、あと6日ですからやるだけやって準備して、後悔しないようにしたい」と気合を入れ直した。

続きを表示

この記事のフォト

2019年3月18日のニュース