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愛 故郷四国で復活10勝!賞金女王返り咲きへ逆転今季初V

[ 2019年3月18日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ヨコハマタイヤPRGRレディース杯最終日 ( 2019年3月17日    高知県 土佐CC=6228ヤード、パー72 )

優勝カップを手に笑顔を見せる鈴木愛(撮影・井垣 忠夫)
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 首位に2打差の3位から出た17年の賞金女王・鈴木愛(24=セールスフォース)が強風の中、ベストスコア68をマークし、通算9アンダーで昨年6月のニチレイ・レディース以来となる節目のツアー通算10勝目を挙げた。終わってみれば2位とは4打差。女王奪還へ完全復調を強く印象づける今季初勝利となった。葭葉ルミ(26=富士住建)が通算5アンダーの2位。首位発進の大城さつき(29=フリー)は通算3アンダーの6位に終わった。

 追い掛けてくる者はいない。2位に3打差で迎えた最終18番。後続をさらに突き放す2メートルのバーディーパットを沈めた鈴木は湧き上がる大歓声に小さなガッツポーズで応えた。
 「良かったです。あれを外したら格好悪いなって思ってたので」。優勝シーンにまでこだわった強い愛の完全復活の瞬間だった。

 「ようやくこの試合で勝てました。一日通してタフな18ホールだったと思います」。グリーン上の球が動いてしまうほどの強風。世界ランク38位の韓国の新鋭ペ・ソンウらライバルが次々に優勝争いから姿を消す中、鈴木だけが別次元のゴルフを展開した。18番まで一度もスコアボードを見ることなくプレーに集中。第1打をグリーン奥にこぼした17番でもバンカーからの第2打を1メートルに寄せて何事もなかったようにパーセーブした。今大会は15、18年と過去2度、プレーオフで敗退。徳島県出身の鈴木にとっては悲願ともいえる四国での初勝利を手にするとともに、韓国勢の大会5連覇も阻んだ。

 2年連続の賞金女王を目指した昨年の鈴木は6月までの4カ月で4勝を挙げ、15年にイ・ボミが記録した年間最高獲得賞金額(2億3000万円余)を上回るペースで賞金レースを独走していた。しかし、7月に右手首を痛めて戦線離脱。9月の日本女子プロで復帰を果たしたが本来の強さは戻らず、賞金ランクは3位に終わった。

 そのため今オフは徹底して故障のない体づくりを目指した。米国合宿にもトレーナーを帯同し、古傷のある左膝などに負担を掛けないよう立つ姿勢から見直した。前週の開幕戦で29試合ぶりの予選落ちを喫し「オフにやってきたことに意味はあったのか」と試合会場のトイレで悔し涙を流したが、その時に芽生えた不安はこの1勝で霧散。「5勝と賞金女王」。年頭に掲げた目標へ鈴木が自信に満ちた一歩を踏み出した。

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