富士通3連覇 関学大圧倒、社会人過去最多タイ52点

[ 2019年1月4日 05:30 ]

アメリカンフットボール日本選手権「第72回ライスボウル」 ( 2019年1月3日    東京ドーム )

<富士通・関西学院大>第1Q、富士通のニクソン・トラショーン(右手前)はタックルを受けながらも突進する(撮影・西川 祐介)
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 社会人代表の富士通が学生代表の関学大に52―17で圧勝し、3年連続4度目の優勝を果たした。社会人と学生の王者が対戦する形式となった1984年以降で3連覇を達成したのは、1989〜91年の日大、2011〜14年に4連覇したオービックに次いで3チーム目。社会人代表の勝利は10年連続。最優秀選手賞には2TDの富士通のRBトラショーン・ニクソンが選ばれた。関学大は17年ぶり2度目の制覇はならなかった。

 余裕のある試合運びで、社会人王者が3連覇を達成した。試合開始直後こそ関学大の捨て身のタックルでドライブが進まなかったものの、第1Q12分55秒にRBニクソンが先制のTDラン。続く守備ではDB石井がインターセプトリターンTDを決めた。24―10で折り返し、後半は完全に主導権を握り4TDを加えて突き放した。

 藤田智ヘッドコーチは「勝ててホッとしている。選手が最後まで集中力を欠かさずやってくれた。関西学院さんの立派な戦いぶりにちょっと押された」と3連覇に安どの表情。MVPを受賞したニクソンは「2TD?ラインが頑張ってくれたおかげだよ」と一丸での勝利を強調した。52得点は現行方式となってからの社会人最多得点記録タイ。富士通の黄金時代はまだまだ続きそうだ。

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2019年1月4日のニュース