早大12位 13年ぶりシード喪失、出遅れ取り返せず

[ 2019年1月4日 05:30 ]

第95回箱根駅伝復路 ( 2019年1月3日 )

<箱根駅伝復路・大手町ゴール>ゴールし抱えられて引き揚げる早大アンカーの小沢=中央(撮影・会津 智海)
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 東海大がゴールしてから既に18分が経過していた。沿道の大声援を浴びながら、早大のアンカー・小沢(4年)は中大の川崎(2年)と激しいデッドヒートを演じて飛び込んできた。だが、10位の中央学院大は1分16秒前にゴール。早大は中大にも遅れ12位に終わった。平成最後の大会で06年以来13年ぶりにシードを喪失。清水主将(4年)は「これが今の実力。OBや周囲の方からたくさん期待をかけられてきたが、恩返しもできず顔も向けられない」と下を向いた。

 前回3位からの躍進を見込んでいたが、往路は15位と出遅れ。現状の戦力ではそのハンデをはね返す力は残っていなかった。6、7区で追い上げる作戦も、7、8区で集団から抜け出すことができず前との差が詰まらない。順位は3つ上げたが、突きつけられたのはシード落ちの屈辱。相楽監督は「学生は死力を尽くして戦ってくれた。私のマネジメントと指導力の不足」と責任をかぶった。

 新興勢力も台頭し、トレーニング方法や選手管理など時代とともに激しく変化している。指揮官は「時代のスピードについていけていない状況で、同じような発想でやっていくと痛い目に遭う。いい伝統は守る一方で、新しいワセダをつくっていきたい」と危機感を口にする。試合後の報告会では三段跳びで五輪に出場したOBの桜井孝次氏が「今まで何回も(シード落ちは)あったが、必ず翌年は出てきた。それが伝統の良さ。悔しい思いを来年は喜びに変えてほしい」と激励した。優勝13回の名門が平成の終わりに岐路に立たされた。

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