中央学院大　粘って１０位、最多更新の５年連続シード

第９５回箱根駅伝復路 （ 2019年1月3日 ）

＜箱根駅伝復路・大手町ゴール＞総合１０位でフィニッシュ、シード権を獲得した中央学院大アンカー石綿（撮影・木村　揚輔）
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　中央学院大は川崎監督の勝負手が的中し、昨年に続く１０位を死守。チーム最多を更新する５年連続のシード権を獲得した。

　「本来ならキャプテンの広だが、前夜に精神的な不安を感じているように見えた」と、７区に登録していた主将の広を当日変更して１年生の吉田を抜てき。１０位でたすきを受けた吉田は一時、明大・小袖に抜かれて１１位に順位を落とすピンチを迎えるも、再びシード圏内の１０位に順位を上げる力走で起用に応えた。

　昨年も１０位でたすきを受けた最終１０区の藤田が、脚をけいれんさせながら１４秒差で懸命にシード権をつないだ歴史がある。指揮官は「想定では９位、あわよくば８位と考えていた」と振り返りつつも「最低限の結果だと思います」と冷静に受け止めた。

　今大会は１０区間中、４年生はわずか２人。フレッシュな布陣で次回大会に１８年連続出場を決めた川崎監督は「うちはエース格や留学生選手がいるわけではない。ミスなく、連続出場のたすきをつないでいけたら」と話した。