もはや当たり前の圧勝?W杯日本男子初4連勝の小林陵「そう見えたのは良かった」

[ 2019年1月5日 00:21 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子個人第10戦(ヒルサイズ=HS130メートル) ( 2019年1月4日    オーストリア・インスブルック )

W杯4連勝を飾りガッツポーズの小林陵(AP)
Photo By AP

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は4日、オーストリア・インスブルックで伝統のジャンプ週間第3戦を兼ねた個人第10戦(ヒルサイズ=HS130メートル)が行われ、小林陵侑(22=土屋ホーム)は136・5メートル、131メートルで合計267点をマークし、男子ジャンプで日本勢初となる4連勝で今季7勝目を挙げた。

 競技後、インタビュアーから「圧勝ですね」とふられた小林陵は「そんなことはないが、そう見えたのは良かった」と余裕の表情。1回目に最長不倒136・5メートルの大ジャンプを見せ、2位に10・2点の大差をつけると、2回目も131メートルを飛んで12・8点まで差を広げての圧勝だった。

 今季7勝目は所属先の監督でもある葛西紀明(46=土屋ホーム)を抜いて日本男子の同一シーズン歴代最多勝利数を更新。年末年始恒例の伝統のジャンプ週間4連戦でも第1、2戦に続き3連勝となり、総合優勝に前進した。97〜98年シーズンの船木和喜(フィット)以来、21年ぶりとなる日本選手史上2人目の偉業に向け「(第4戦の開催地)ビショフスホーフェンでも良いジャンプを見せたい」と王者の風格たっぷりに意気込んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2019年1月4日のニュース