電撃引退の裏に貴親方“追放工作”か 一門義務付け秋場所序盤まで知らされず…

[ 2018年9月26日 06:30 ]

貴乃花親方 衝撃の引退届

日本相撲協会に退職届を提出し、会見を開いた貴乃花親方
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 貴乃花親方の電撃的な行動の背後には、協会の「包囲網」に追い込まれ、孤立を深めていった親方の姿がうかがえる。

 協会は7月下旬の理事会で、全ての親方や力士は9月27日の理事会までに5つある一門のいずれかに所属しなければならないと決定した。協会から各一門に助成金が支給されている以上、無所属の親方が複数いるのは体裁が悪いとの理由だった。一門所属を義務づける決定は公表されず、各一門代表の理事から親方衆に通達されただけ。貴乃花親方がこの事実を知ったのは、今月の秋場所序盤としている。電話で伝えた中堅親方は「彼(貴乃花親方)には何も情報が入っていない。“本当ですか?”と驚いていた」と明かした。

 協会は「圧力」の事実を否定したが、無所属のままならば部屋閉鎖や一代年寄剥奪とする案もささやかれており、あらゆる条件を付けて「追放工作」を図ったようにも映った。

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