【担当記者が語る貴親方】8年前にも「引退決意」、一度は何とか止められたが…

[ 2018年9月26日 09:00 ]

貴乃花親方 衝撃の引退届

引退会見を終え口元を引き締める貴乃花親方(撮影・三島 英忠)
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 89年に貴乃花親方と初めて会ってから30年が経つ。現役時代はまじめで1つのことを黙々とこなすことが貴乃花だった。頑固一徹という言葉がまさにぴったり。取組でもがっちりとまわしを引いて、前に出ての寄り切りがほとんどだった。引退してからも常に自らの道を黙々と切り開いていった。そんな親方だが、一度引退すると言ったことがある。理事になって2期目に入る頃、10年8月、「俺は協会を辞める。子どもたちに相撲を教えることにした」とNPO法人を設立して、相撲普及の道に進むと言い出した。言い出したら曲げないだけ、周囲は「どうしたものか」と頭を抱えたのを思い出す。

 その時はイタリアにたまたま2人で行くことになったのでじっくりと話し、周囲の説得もあり翻意してくれた。だが、今回はあまりにも突然で何もできなかった。志半ば、断腸の思いと言えば、簡単だが、一緒に歩んできた者として、それだけでは言い表せない気持ちでいっぱいだ。 (大阪報道部デスク・仁木弘一)

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