日大水泳部で暴力 被害者、事件にしない意向

[ 2018年9月26日 20:21 ]

 日本大水泳部の上野広治監督(59)は26日、東京都内で記者会見し、今月上旬に上級生による下級生への暴力があったと明らかにした。上野監督は「暴力事件が発覚したことは謝罪したい。申し訳ございませんでした」と陳謝した。

 上野監督によると、日本学生選手権の公式練習が行われた6日に、2年生の男子部員が会場で居眠りをしたため、3年生の男子部員が寮に戻ってから注意するとともに暴力を振るい、被害者の左腕にあざができた。記者会見に同席した被害者の母は「暴力があったのは事実だが、傷害事件としては扱わなくていい」との被害者の意向を明らかにした。

 日大水泳部は故古橋広之進・元日本水泳連盟会長らを輩出した名門で、女子の池江璃花子選手(18)=ルネサンス=が来春から進学する意向を示している。(共同)

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2018年9月26日のニュース