相撲ファン 悲しみと驚き「寂しい」「協会と闘って」「残念」

[ 2018年9月26日 05:30 ]

貴乃花親方 衝撃の引退届

報道陣の質問に答える貴乃花親方(撮影・三島 英忠)
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 「部屋がなくなると寂しい」「これからも闘って」。相撲ファンからは惜しむ声や応援する声が上がった。東京都江東区の貴乃花部屋には約30人の報道関係者が詰め掛けた。出入りはなく、ひっそりとしていた。約2年前の移転時には部屋の関係者が住民にちゃんこ鍋を振る舞うなどしたという。近所の栗林佐代子さん(81)は「部屋がなくなると寂しい」と惜しんだ。

 かつて部屋があった中野区。近所を走り回るなどしていた幼いころから親方を知る70代の女性は相撲協会との関係に思いを巡らせたのか「力士として立派に成功したのだから、うまく振る舞ってほしかった」と残念がった。

 近くにある中野新橋商店街振興組合の理事長荒田太一さん(79)は「真実は曲げられないという一本気や後に引かない姿勢に凄い人だと改めて感じた。協会と闘ってほしい」と声援を送った。

 貴乃花親方は九州場所の宿舎を構えていた福岡県田川市の「たがわ魅力向上大使」を務め、PRに一役買っていた。引退届提出を報道で知った二場公人市長は「毎年(部屋に所属する力士の)活躍を楽しみにしていた。非常に残念に思う」とのコメントを発表した。

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