橋本 男子73キロ級連覇逃す、決勝で一本負け 右目見えず…

[ 2018年9月23日 05:30 ]

柔道 世界選手権第3日 ( 2018年9月22日    アゼルバイジャン・バクー )

柔道世界選手権第3日 男子73キロ級決勝で韓国の安昌林(左)に一本負けの橋本
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 唇をギュッとかみ、決して言い訳はしなかった。2連覇に挑んだ橋本だが、日本育ちの安昌林(韓国)に一本負けして銀メダル。「とても悔しい。右目が全く見えなかったが、何を言っても言い訳になる。負けは負け」と悔しさを押し殺した。

 準決勝でヘイダロフ(アゼルバイジャン)を投げた際、頭を強打。決勝に向けてウオーミングアップを開始すると、右目の視野がどんどん失われたという。状況が改善されないまま再び畳に上がったが、今度は左目にも相手の指が入り万事休す。まともな柔道ができるはずがなかった。

 5月のグランプリ・フフホトで安昌林と対戦した際、左肩を剥離骨折。2カ月間、稽古ができずに万全の状態ではなかった。アクシデントに見舞われ続けての銀メダルは及第点。「次につなげたい」と再起を誓った。

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