勇太 単独首位浮上、ツアー20勝王手 圧巻4連続バーディー

[ 2018年9月23日 05:30 ]

男子ゴルフツアー アジアパシフィック・ダイヤモンド・カップ第3日 ( 2018年9月22日    埼玉県 武蔵CC笹井=7060ヤード、パー71 )

ダイヤモンド・カップ第3日 8番、ティーショットを放つ池田(撮影・白鳥 佳樹)
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 2位から出た池田勇太(32=フリー)がボギーなしの5バーディー66で回り、通算12アンダーで単独首位に浮上した。序盤は短いパットが入らず苦しんだが、12番から4連続バーディーでスコアを伸ばし、史上11人目のツアー20勝に王手をかけた。2日目首位の岩田寛(37=フリー)は3位に後退したが、9番でホールインワンを達成した。

 同組の稲森が6番でチップインイーグル。岩田も9番でホールインワンと派手なパフォーマンスを披露する中、池田は8番のバーディーパットがカップに蹴られ、9番も1メートルを外すなど耐えるゴルフが続いた。「最初は自分の運が他に行ったのかと思っていた。このままスコアが伸びないかなと…」。諦めかけていた12番。ピンそば数センチにつけてバーディーとし、流れを呼び寄せた。右7メートルを沈めた13番で首位に立つと14、15番でもバーディー。勝負どころを知り尽くす男は完全に主役の座を奪い返し「12番がきっかけになった。(4連続バーディーは)地道に積み重ねていった感じです」と冷静に振り返った。

 昨年の日本オープン以来、約1年ぶりの優勝に王手をかけた。勝てば節目の20勝。歴代3位の32歳275日での到達になる。「明日はそういうことは考えないでいきたい。目の前の試合を勝つことに集中したい」。会見でいつになく冗舌だったのが自信の裏返しにも見えた。

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2018年9月23日のニュース