【松岡修造の目】圭の心に弱さがあると思われてしまった

[ 2018年9月9日 05:30 ]

全米オープン第12日   錦織0―3ジョコビッチ ( 2018年9月7日    ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

男子シングルス準決勝で敗れ4年ぶりの決勝進出を逃した錦織(AP)
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 “ジョコビッチの呪い”が圭の中にある。そうじゃないと、この負けは納得がいかない。相手のテニスに崩されたとは思えない。圭が勝手にミスをした。

 ジョコビッチも決して良くなかった。何かきっかけがあればいける。それが第2セットの第1ゲームだった。あそこでタフな圭を見せてピンチを乗り越えた。僕はこれで第2セットは取れると確信した。それが第2ゲームの自分のブレークポイントで、2本とも超がつく凡ミス。あのゲームで流れをつかめず、圭の魂がどこかに吹っ飛んだ。

 疲労に炎天下、何よりジョコビッチを相手に2セットダウン。その景色を見たときに、13連敗の重みが圭にぐっとのしかかってきたのだろう。第3セットもタフに戦ってはいたが、心ここにあらずだった。

 僕が悔しいのはジョコたちに「やっぱり錦織はテニスじゃなくて心のどこかに弱いところがあるな」と思われたこと。ジョコビッチは自分にない何を持っているのか、メンタルの強さはどうしたら吸収できるのか。テニス人生があとどれくらいあるか分からないが、そのことを圭には考えてほしい。 (スポーツキャスター)

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