秋篠宮さま ラグビーW杯名誉総裁就任へ 組織委と宮内庁が調整

[ 2018年9月9日 05:30 ]

 ラグビーの19年W杯日本大会の名誉総裁として、秋篠宮さまが就任されることが8日、関係者への取材で分かった。W杯開催の意義や注目度から日本大会組織委員会と宮内庁が調整。来春の代替わりに伴って皇位継承順1位の「皇嗣」となり、皇太子と同じ役割を担う秋篠宮さまに要請することになった。

 10日の組織委理事会で報告される見通し。ラグビーW杯は世界的に五輪・パラリンピック、サッカーW杯に次ぐ規模のスポーツイベントに位置付けられる。秋篠宮さまが就任されることで、ラグビー界の伝統国・地域以外で初開催となる日本大会の価値を国内外に示す狙いがあるとみられる。来年9月20日の開会式に出席することが想定され、直後には日本代表とロシア代表の開幕戦が行われる。

 皇室とラグビーはつながりが深く、故秩父宮が日本協会の総裁を務めたほか、故三笠宮の長男で、12年に亡くなった寛仁親王も名誉総裁を務めた。天皇、皇后両陛下も日本選手権、日本代表戦を観戦されたことがある。

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2018年9月9日のニュース