大関獲りに臨む御嶽海 優勝額「あと1枚」

[ 2018年9月9日 05:30 ]

優勝額贈呈式で夏場所優勝の鶴竜(右)と握手する御嶽海(撮影・郡司 修)
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 大関獲りに臨む関脇・御嶽海(25=出羽海部屋)が8日、優勝額に魅せられ2度目の優勝に意欲を見せた。9日に初日を迎える大相撲秋場所を前に、両国国技館で名古屋場所の優勝額を贈呈されると、平常心を貫く男が優勝額の“おかわり”を熱望。これまで控えめだった勝負師だが、初優勝を実感する儀式を経て、闘志を燃やした。

 快感を知って目が覚めた。本場所初日を翌日に控え、恒例の土俵祭りを終えた御嶽海はその足で両国国技館の正面入り口へ移動。巨大な優勝額に圧倒されながらも、夏場所を制した鶴竜と並び、堂々と撮影に応じた。「いや〜、うれしいです」。紋付きはかま姿の25歳は殺到したファンの前で胸を張った。

 大関昇進が懸かる場所前もマイペースを貫いた。稽古場では疲労回復を優先して「体と相談」しながら適度に調整。目標は「勝ち越し。地位が維持できれば。負け越さなければいい」と謙虚そのもの。本音を聞かれても、大関昇進の目安に1勝足りない「10番」と語るなど上昇志向は一切、口にしない。ところが、自身の勇ましい姿が写る優勝額だけは特別に思えたようだ。

 現在、国技館に飾られている優勝額は32枚。内訳は白鵬17、鶴竜4、稀勢の里2、日馬富士5、豪栄道1、栃ノ心1、琴奨菊1、照ノ富士1と横綱、大関経験者がズラリ。まさに“看板力士”の顔が並ぶ。関脇で唯一、その仲間入りをし、「うれしい。本当に。ほぼほぼ横綱しかいないところに自分が並ぶんで。ニヤニヤしてます。あと1枚くらい(欲しい)。今年中にね」と控えめな男が色気を見せた。

 今場所は攻撃的スタイルを貫く構えで「前に出なければいけない。引かないように。前に前に出て押したい」と宣言。だが、一発で大関獲りを仕留める自信は「ないです」と即答した。肩の力が抜けているのも新世代の旗手の長所。2枚目の優勝額を目指す過程に大関の2文字はあるのかもしれない。

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