【一問一答】大坂なおみ セリーナのハグに感無量「子供に戻ったみたい」

[ 2018年9月9日 10:46 ]

試合後、セリーナ・ウィリアムズ(左)とハグする大坂なおみは感無量の表情(AP)
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 試合後の大坂は4大大会優勝者のルーティンである多くのテレビ出演と写真撮影などをこなし、優勝会見は2時間以上経ってから始まった。さすがに疲れた様子を浮かべながらも、大坂らしい笑いと、試合を思い出して涙も見せながら心境を語った。

 ――4大大会初優勝。

 まだ実感がない。2、3日かかるんだと思う。会見場にこんなにたくさんの記者の人がいて、これまでとは違う大会みたい。

 ――初めての決勝でも落ち着いていた。

 緊張感に負けることなく集中できた。コートの外で何があろうと、コートに入ればやるのはテニスしかないから。

 ――S・ウィリアムズが主審に抗議している間、集中が難しかったのでは?

 後ろを向いていて何も聞こえなかった。何が起きているか分かっていなかった。向き直ったら5―3になったので少し混乱した。

 ――表彰式でどうして謝らなきゃと思った?

 それを聞かれると…(涙で言葉につまる)。セリーナが何としても優勝したいと思っていることを知っていたし、観客もみんな応援していたと思う。自分はコート上ではファンではなく、あくまで選手同士として向き合った。でもセリーナにネットでハグをされて…(再び涙)、それで子供に戻ったような気分になった。

 ――今夜のお祝いは?

 「寝る(笑い)。そんな社交的な性格じゃないから、たぶんテレビゲームやると思う。わかんない」

 ――オオサカ生まれでオオサカなのは?父方の姓でもいいのでは?

 準備はいい?2014年から使い回してるジョークいくわよ。「オオサカで生まれた人はみんなオオサカって名字なの」

 ――本当に?

 冗談よ(笑い)

 ――次の夢は?

 次の東京(東レ・パンパシフィック・オープン)で勝ちたい。一歩ずつ進んでいくだけで、そんなに先のことは考えない。

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