世界選手権V“ヨシヨシ組”が貫禄のア大会制覇 水質汚染の海で梅干しパワーが効いた?

[ 2018年9月1日 05:30 ]

ジャカルタ・アジア大会 ( 2018年8月31日 )

セーリング女子470級でゴールし、笑顔の吉田(右)、吉岡組
Photo By 共同

 セーリングの女子470級で、8月の世界選手権で日本人初優勝した吉田愛(37)吉岡美帆(28=ともにベネッセ)組が順当V。セーリングも合計4個の金メダルを獲得した。

 世界一ペアが圧倒的な力でアジアを制した。吉田・吉岡組は初日から首位を快走。ほぼ優勝が確定してスタートした最終日も1位で終え、12レース中10レースを制した。

 「大会期間が長く、艇数が少ないのは普段の大会と違う。戦う相手は中国だけという状況で終始抑えられた。無事に金メダルが取れて良かった」

 8月の世界選手権で日本人初優勝をしたペアの舵取り役を担う吉田は、6日間の戦いを振り返った。弱いと想定していた風が強めに吹き、「実力が出やすい状況だった」と中村健次監督(54)の分析通り、2位中国に影を踏ませなかった。

 海では無敵に近くても、見えない敵と戦っていた。会場の湾の東端には、世界一汚染されているといわれるチタルム川が流れ込んでいる。茶色い海水の水質はひどく、自然と口に入ることからか、ここで行われた6月のアジア選手権で日本勢の体調は壊滅状態に。吉田は「2人とも熱、吐き気、下痢でレースどころじゃなかった」と振り返った。

 日本連盟はその教訓から、免疫力を高める乳酸菌飲料を準備。その上で、中村監督は選手に梅干しの持参を命じた。腸内環境を良くするためで、吉田は60個持ってジャカルタへ。「お昼におにぎりを作るので、1つは梅干しにした」という成果が出たか、今回は体調を崩さなかった。

 昨年6月に第1子の琉良(るい)君を出産し、2年後はママとして4度目の五輪を狙う。パートナーの吉岡との“ヨシヨシ組”は、間違いなく金メダル候補だ。(倉世古 洋平)

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