池谷幸雄 塚原千恵子氏の音声は“高圧的”の翌日「なぜそれが証拠になるのか」

[ 2018年9月1日 09:21 ]

体操のソウル、バルセロナ五輪メダリストでタレントの池谷幸雄
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 体操のソウル、バルセロナ五輪メダリストでタレントの池谷幸雄(47)が1日、日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」(土曜前8・00)の生放送に出演。体操女子リオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江(18)が日本体操協会の塚原千恵子・女子強化本部長(71)と夫の光男副会長(70)からパワハラを受けたと訴えている問題について言及した。

 一連の騒動を振り返るVTRを見守った池谷は「昔からあるお話。そういう噂もありますし、91年にボイコットという事件もありましたから、僕が現役の時から聞いていました」と1991年の全日本選手権で多数の女子選手がボイコットした事件を引き合いに、今回のような問題は以前からあったことだと明言。当時から塚原夫妻が所属する朝日生命体操クラブへの女子選手の勧誘が問題となっていたとし、「引き抜きの部分は大きい。全国から強い選手が出てきたら、引き抜いてしまって、朝日生命に全部集めていた。朝日生命に選手が集まっていたのははっきりとした事実。そういうのが全国の指導者の先生方はたまりにたまってボイコットになったのでは」と続けた。

 塚原夫妻の協会内での影響力については「副会長3名のうちの1人、女子強化本部長は実質、女子の体操界のトップ。最終的には、常務理事会があるが、常務理事会の中に2人いるのはだいぶ優位。そういう意味で、物凄く大きな力を持っていたのは事実」とした。

 宮川は千恵子氏から「五輪に行けなくなるわよ」と言われたと訴えており、31日に発表した塚原夫妻側の声明文でもその発言自体は認めている。「(女子のトップのトップの方から行いけないよ!と言われたら無理なのかと思ってしまうのは当たり前。たとえ、ニュアンスが違ったとしても、選手にとっては負担。宮川選手はそれをすごく感じたんだと思う」と宮川を思いやった。

 塚原夫妻の声明文では、宮川との会話を録音していたことも明かしている。すでに、一部メディアで7月16日の宮川と千恵子氏とのやり取りの一部とされる音声が公開されている。司会の辛坊治郎キャスター(62)が「権力者側が相手に知らせず録音するという、この手法はいかがなものか?フェアじゃない」と疑問を投げかけると、池谷は「そうですね。録音といって出してきたものが、パワハラを受けたと宮川が訴えている日(同15日)の次の日で、なぜそれが証拠になるのかとそれも不思議」と首をひねった。さらに「宮川選手も周りから録音しろと言われていたのは聞いたことがある。こういうことがあるんで」と宮川側にも録音を勧める助言があったことを明かし、「宮川さんはここまで、コーチを引き離されるとかまでいくとは思っていなくて、そこはしていなかった」とした。

 体操協会は今回の問題において、第三者委員会の立ち上げを発表している。池谷は「体操協会の中で第三者委員会が立ち上がったのはたぶん初めて。それぐらい、内輪で解決して、圧力でもみ消されたり、排除されたりしてきた。体操協会の中に立ち上がることがものすごい価値があること」と問題解決に期待を寄せた。

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