食い違う主張…塚原夫妻、朝日生命クへの勧誘も否定「一切ない」

[ 2018年9月1日 09:22 ]

塚原夫妻の声明文
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 体操女子の宮川紗江(18)からパワハラ告発を受けた日本協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)、夫の光男副会長(70)が31日、代理人弁護士を通じて文書で見解を発表した。宮川が7月15日の面談で同女子強化本部長の態度を高圧的としたことについて、会話を録音していたことを明らかにし、高圧的でなかった証拠になると主張。他にも宮川発言に反論する一方、謝罪の言葉も記した。

 両者の主な主張は以下の通り。

 ◆パワハラ・高圧的な発言内容

<宮川の主張> 権力を使った暴力と感じている。パワハラの事実を認めていただきたいと思っている

<塚原夫妻の主張> 宮川選手との録音内容を第三者委員会に提出予定。高圧的でないことがお分かりになると思う

◆速見コーチの排除

<宮川の主張> 複数のコーチを呼び、速見コーチの暴力を見たと言いなさいと何度も迫った

<塚原夫妻の主張> そのような事実はない。各コーチ、選手も速見コーチの暴力、暴言を見たという証言は多い

◆朝日生命クラブへの勧誘

<宮川の主張> 関係者から勧誘された。速見氏の過去の暴力を理由に朝日生命に入れるのが目的と感じた

<塚原夫妻の主張> 事実と異なります。一切、勧誘を行っておりません

◆「五輪に出られなくなるわよ」発言

<宮川の主張> 「2020に申し込まないと協会として協力できなくなる」と言われ、NTCの使用も制限

<塚原夫妻の主張> 発言は事実。それは直近の成績が振るわないため。選考会で結果を出せば出場できます

◆暴言の数々

<宮川の主張> (1)速見の100倍教えられる (2)家族でどうかしている、宗教みたい (3)コーチと関係を切りなさい

<塚原夫妻の主張> (1)発言の事実はない (2)不適切だと反省しています (3)内容を正確に覚えていないところもあります

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