有希 40センチ差連勝!1週間で3勝「蔵王は幸運のジャンプ台」

[ 2017年1月22日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子第10戦蔵王大会 ( 2017年1月21日    HS103メートル、K点95メートル )

表彰台で笑顔を見せる、優勝した伊藤有希(中央)、2位の高梨沙羅(左)ら=蔵王
Photo By 共同

 22歳の伊藤有希(土屋ホーム)が前日の第9戦に続き2日連続で優勝した。100メートル、94・5メートルの227・0点でW杯3勝目。14日から始まった国内4連戦で優勝3回、2位1回と抜群の好成績を残した。W杯通算50勝目を目指した高梨沙羅(20=クラレ)は99・5メートル、94・5メートルの226・2点で2位に入り、日本勢が表彰台の1、2位を占めた。

 1度の優勝がここまで人を変えてしまう。14日の札幌大会でW杯初優勝を果たしてからわずか1週間で3回目となる表彰台の一番上の景色。14年1月に人生で初めてW杯の表彰台に上がった思い出の場所で、風格さえも漂わせた伊藤は「この蔵王は私にとって幸運のジャンプ台。観客の皆さんに後押しされました。皆さんの前で2勝できてうれしい」と見守ってくれた5800人の観衆に向けて真っ先に感謝の言葉を述べた。

 前日は悪天候の中で3位からの逆転優勝だったが、この日は逃げ切り勝ち。1本目からK点を5メートルも越える100メートルの大ジャンプを披露して首位に立つと、2本目も94・5メートルで全体3位の得点でまとめて高梨を0・8点差で振り切った。これで国内4連戦で優勝3回、2位1回と圧倒的な強さを見せつけたが、それでも満足はしていない。「2本とも少しタイミングが遅れてしまったし、2本目はK点にあと50センチ届かなかった」。狙うは世界選手権や五輪での金メダル。さらなる飛躍を見据えるからこそ、何度優勝しても自らに課すレベルは高い。

 蔵王は13年に国際スキー連盟の最新ルールに合わせた大規模改修を行った日本で唯一の世界基準のジャンプ台。なだらかなアプローチが特徴で圧力が掛かりにくく、伊藤も「欧州に多い形状で、日本ではここしかない」と言う。その蔵王で高梨とワンツーを飾った価値は大きい。「高梨選手を目指してやってきたし、これからも変わらない。五輪に向けて日本チーム全体でレベルアップしてきたい」。来月末の世界選手権(フィンランド)、そして18年平昌に向けて、大きな自信をつけた22歳がこれからも高梨とともに世界を席巻する。

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