五輪エンブレム使用中止 佐野氏が撤回申し入れ「国民の理解得られない」組織委会見

[ 2015年9月1日 18:00 ]

五輪エンブレムの使用の中止を発表する武藤敏郎事務総長(AP)
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 2020年東京五輪の公式エンブレムがベルギーの劇場のロゴに似ていると指摘されている問題で、大会組織委員会は1日午後、五輪の関係団体トップでつくる調整会議を開催。佐野研二郎氏(43)デザインのエンブレムの使用を中止することを正式に決定した。

 会議後に行われた会見で武藤敏郎事務総長はエンブレム使用中止決定について「8月28日の前回の会見後に、1番最初に出た案に良く似たロゴがあると指摘を受けた。われわれにとって全く違った事態が起こった」と説明した。

 続けて「デザイン審査委員の永井一正さんはデザインの観点からはこれは模倣ではないが、このデザインが模倣ではないとは残念ながら国民の理解を得るのは難しいと思うとのことでした」と審査委員の見解を話した。

 そして、「組織委員会に佐野さんから、現時点で一般国民から受け入れられない、東京五輪に悪影響を与えてしまうという理由で、提案を取り下げたいとの申し出があった。申し出を受け、組織委員会と審査委員と話し合い、使用中止を決めました」と語った。

 7月24日に発表された佐野氏のデザインを巡っては、ベルギーの劇場ロゴのデザイナー、オリビエ・ドビ氏が差し止め訴訟を起こしたほか、佐野氏が提出したエンブレムの活用例の写真がインターネット上の個人サイトから転用されている、デザインの原案が別の展覧会のポスターの一部に似ているなどといった疑惑が浮上するなど問題が続出していた。

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