サニブラウン、100Mを“駆け足”強化へ 世界陸上から帰国

[ 2015年9月1日 05:30 ]

笑顔で帰国するサニブラウン

 陸上・世界選手権の男子200メートルで準決勝に駒を進めたサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高)が31日、開催地の中国・北京から羽田空港着の航空機で帰国した。今後は、13日にフランス・パリで行われる国際大会「デカネーション2015」と日本ジュニア選手権(10月16日開幕、愛知)に100メートルを中心に出場。自己ベストの10秒28を更新し、16年リオデジャネイロ五輪の参加標準記録の10秒16を目指す。

 サニブラウンの次のターゲットが決まった。「あっという間だった」という初の世界選手権を終えた16歳は、13日に「デカネーション2015」で男子100メートルを駆ける。「取りあえず、行って走るだけ」。10月16日開幕の日本ジュニア選手権も100メートルがメーンになる。城西高で指導する山村監督は「100メートルの走り方を覚えさせたい」と意図を明かした。

 世界選手権で最年少出場を果たした男子200メートルでは大健闘の準決勝進出を果たした。7月の世界ユース選手権でマークした200メートルの自己ベスト20秒34は高校記録。一方で100メートルの10秒28は高校歴代5位と、現状では200メートルの方が得意だ。「100メートルのスピードを上げれば、200メートルでももっといいタイムが出る」とサニブラウンは説明した。

 20秒34は16年リオデジャネイロ五輪の参加標準記録20秒50を既に突破。山村監督は「100メートルは自己ベスト(10秒28)を超えられればいいかな」と控えめだが、100メートルの同標準記録10秒16も視界に入る。日本ジュニア選手権の会場は愛知・名古屋市瑞穂陸上競技場。リオ代表選考会となる来年の日本選手権と同会場で、好タイムを叩き出すつもりだ。

 100、200メートルでともに2位に入った6月の日本選手権で注目を浴び7月の世界ユースで短距離2冠。初めての世界選手権ではガトリンら海外のトップスプリンターと競った。「一番、印象的だったのはレース。特に準決勝はシニアの壁は高いと思った」。世界で感じた壁を乗り越えるため、16歳はさらに加速する。

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