五輪エンブレム撤回、ベルギー側「うれしい」も訴訟は当面継続

[ 2015年9月1日 21:51 ]

 2020年東京五輪の公式エンブレムが白紙撤回されたことを受け、自身が手がけたベルギーのリエージュ劇場ロゴとの類似を指摘したデザイナー、オリビエ・ドビ氏は1日、共同通信の電話取材に「求めていたことでうれしい」と述べた。

 ただ、劇場と共に地元裁判所に起こした国際オリンピック委員会(IOC)に対する使用差し止め請求訴訟については「(大会組織委員会の)記者会見だけでは取り下げられない」として、当面継続する意向を示した。22日に予定される訴訟の初回期日でIOCの立場を確認する考え。

 ドビ氏は、撤回を発表する記者会見で組織委が「(佐野研二郎氏による他の画像の転用など)私には無関係と思えることばかりを問題としたことは驚きだ」と指摘。「(問題の)核心は劇場ロゴとエンブレムの類似にあったはず。類似が撤回の原因となったと認めるべきだった」と語った。

 代理人のフィリップ・モタール弁護士も、組織委が劇場ロゴとエンブレムの類似を問題としなかったことに疑念を示し「盗作の訴えの根拠はまだ残っている」と述べた。

 同エンブレムとの類似作品があると指摘されたスペイン・バルセロナのデザイン事務所「ヘイ・スタジオ」は共同通信の取材に「コメントは控えたい」と述べた。(共同)

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝)」特集記事

2015年9月1日のニュース