錦織「やっぱり悔しい」 敗因は「タイブレークを引きずった」

[ 2015年9月1日 06:58 ]

男子シングルス1回戦でブノワ・ペアに敗れ、さえない表情で記者会見する錦織圭

 テニスの四大大会の最終戦、全米オープンは31日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで開幕。男子シングルス1回戦で世界ランキング4位で第4シードの錦織圭(25=日清食品)は世界41位のブノワ・ペア(26=フランス)に4―6、6―3、6―4、6―7、4―6で敗れて初戦敗退し、試合後は「やっぱり悔しい」と語った。

 ≪錦織と一問一答≫

 ――初戦敗退。

 いつも初戦敗退は悔しいが、久しぶりだったので、やっぱり悔しい。彼がいいテニスをした。次の試合に切り替えて、来年は強くなって帰ってきたい。

 ――敗因は?

 第4セットのタイブレークを引きずっていた。なかなか彼をどう崩していくのか、最後は特に頭に入っていなかった。それが一番の負けた原因。自分のテニスが悪かったというよりも、相手に好きなプレーをさせてしまった。

 ――勝てると思ったか?

 思っていた。少しスロースタートになったけど、第2、3セットはいいテニスができた。4セットもできたが、少し自分のサービスゲームに集中できていなかった。相手はアグレッシブにプレーしてきた。

 ――タイブレークは?

 マッチポイントを握って、フォアハンドのミスが出た。そのあとは集中できず、相手はいいサーブを打ってきた。そして最終セットも集中力を欠いて、相手はリターンも攻めてきた。

 ――昨年準優勝の緊張はあったか?

 そうでもない。最近数試合でいいプレーができていた。彼はいいプレーヤーで何度も持ち直すので、リズムをつくるのが難しかった。100%のプレーができなかった。

 ――今後に向けて

 全米オープン初戦で負けてしまったのは残念だが、この夏はシティ・オープンやロジャーズ杯で初めていいテニスができた。きょう何が起こったか分からないが、自分のプレーはできた。ツアーファイナル(ロンドン)に向けて、この数カ月集中したい。

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