“暴排”徹底!秋場所に捜査員500人派遣

[ 2010年9月11日 06:00 ]

 秋場所では暴力団排除に向け、警視庁の組織犯罪対策3課と本所署から過去最多となる延べ約500人の捜査員らが国技館に派遣されることが決まった。昨年秋場所の5倍で、過去最多の約200人も上回る警備強化となる。

 また協会は、秋場所における反社会的勢力への対応策として、維持員の専用入場口を新設すると発表。維持員はこれまで一般客と同じ門から入場していたが、今場所は力士や職員が入場する南門に新設する専用入場口に限定し、身分証明書などでの本人確認も徹底する。
 さらに、1階指定席への入場口にも新たにチケット確認のスタッフを配置することを決定。1階席のチケットを持った入場者のみ入場可能となる。同様に維持員席やたまり席についてもチケット確認を徹底することになった。

 ≪外部表彰は復活≫秋場所では優勝力士に贈られる外部表彰を従来通り行うことになった。一連の不祥事のため名古屋場所ではすべてを辞退していたが、この日までに16の団体が再開を決定。二所ノ関広報部長(元関脇・金剛)も「残り2団体も前向きな回答を得ている」と話した。既に両国国技館の正面エントランスホールには、外部表彰のトロフィー、盾などが飾られた。

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2010年9月11日のニュース