ナダル3年連続準決勝進出/全米オープン

[ 2010年9月11日 06:00 ]

 全米オープンテニス第11日は9日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス準々決勝は第1シードのラファエル・ナダル(24)が同じスペインのフェルナンド・ベルダスコ(26)にストレート勝ちし、3年連続で準決勝進出を決めた。第12シードのミハイル・ユージニー(28)は第25シードのスタニスラス・ワウリンカ(25)をフルセットで退け、4年ぶりのベスト4進出。混合ダブルスは第1シードのリーゼル・フーバー(34)ボブ・ブライアン(32)組が優勝した。

 <同胞気遣い「心苦しい」>ナダルは生涯グランドスラム(4大大会全制覇)にまた一歩近づいた。第1セットは第3ゲームに今大会初めてサービスゲームをブレークされてリードを許したが、その後は危なげない展開で快勝。試合後は4回戦で4時間以上の試合をこなしたベルダスコを「彼は疲れていたかもしれない。少し心苦しい」と思いやったが、すぐに「次もベストのプレーをする」と初の決勝進出に向け気を引き締めていた。

 <ユージニー“スタミナ勝負”制した>ユージニーが4時間にわたるスタミナ勝負の打ち合いを制した。第3セットまでは強打に押し込まれた。だが、第4、5セットは、両脚にテーピングを施し、動きに切れがなくなっていく相手を何とか振り切った。病気や故障で70位台まで落ちたランクも、トップ10返り咲きが確定。「まだまだプレーを続けたい」と、次は4年前に果たせなかった決勝進出を目指す。

続きを表示

スポーツの2010年9月11日のニュース