国原 メダル死守も…北京銀ドコスに完敗

[ 2010年9月11日 06:00 ]

 【世界柔道女子70キロ級】国原は準々決勝で渡辺との日本人対決を制したが、準決勝で北京五輪63キロ級銀メダルのドコスに完敗。

 3位決定戦を制し銅メダルは死守したものの、「メダルを獲れたことは良かったが、準決勝は何もさせてもらえなかった。ドコスは何もかもが格上。全く力を出せなかった」と肩を落とした。来年を見据えて「世界で1番になって(ロンドン)五輪に臨みたい」と気合を入れ直していた。

 <渡辺“日本人対決”敗れ「悔しい」>昨年のロッテルダム世界選手権で銅メダルを獲得した渡辺は準々決勝で国原に敗れた。「日本人同士の戦いに負けたのが悔しい」。気持ちを切り替えたはずの敗者復活戦でも、開始わずか13秒で一本負け。「“これからメダルを獲るぞ”って試合で開始早々に投げられてしまった」と悔し涙を流した。「去年より今年の方が(成績が)悪かったし、来年もまた代表になりたい」と雪辱を期していた。

 <園田監督“怒”「代表失格」>女子日本代表の園田監督は、70キロ級で銅メダルを獲得した国原について「(準決勝の相手ドコスの)リズムを崩すところまでいかないと勝負にならない」と話した。敗者復活戦で開始早々に一本負けした渡辺については「何回も同じことの繰り返し。日本代表として失格」とバッサリ。12年ロンドン五輪を見据えて「今後ダメなら若いやつに切り替える」と厳しい表情を浮かべた。

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2010年9月11日のニュース