情けないっす…世界1位小野 悪夢の3回戦敗退

[ 2010年9月11日 06:00 ]

 【世界柔道男子90キロ級】世界ランク1位で、堂々の優勝候補だった小野が3回戦敗退。イリアディスに開始早々、背負い投げで有効を奪われると、逆転することはできなかった。

 「自信もあったし、練習も積んできた。これで結果を出せない自分が情けないっす」。北京五輪後に81キロ級から転向。昨年の世界選手権後は5大会連続で国際大会を制していたが、大舞台の重圧は想像以上だった。「きのう(鈴木)桂治が負けて、落ち込んでいたから、同い年として“まだやれる”と勇気づけようと思ったのに」とうなだれた30歳は「柔道は続けられる限り続けたい」と話すのが精いっぱいだった。

 ≪篠原監督 西山を評価、小野には奮起を≫男子の篠原監督は「西山はよくやったと思う。去年はジュニアの試合に出てる選手なので。技のスピードも速いし、威力もある。体力がつけば世界一になれる」と西山の銀メダルを高評価した。3回戦で敗退した小野にも「(今後)どれだけ腐らずにやれるか」と奮起を促した上で、「小野にもやってもらいたいし、西山にもやってもらいたい。2人で競い合って金メダルに向かってほしい」と話した。

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2010年9月11日のニュース