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ファーストナイトでアナゴ“フィーバー” 木更津沖でニュルンからググン

[ 2022年5月20日 07:17 ]

小突いて小突いて良型をゲット
Photo By スポニチ

 【石坂衣里の何でも釣ってやろう!】東京湾の夜アナゴの釣果が今季は順調に推移している。釣趣満点の釣りに初挑戦したのは“釣り姉貴”こと石坂衣里。川崎・中山丸に乗り込んだ。

 初めての釣り物、初めての夜釣りということで楽しみと不安、両方の気持ちで船に乗り込みます。

 仕掛けも初めて使う物ばかり。頭の長い三角帽子のような形の釣り鐘型オモリ25号。先糸にチューブを通してケミホタルを付け、ハリはウナギバリを使用。

 慣れた人のは、餌が大きく見えて食いつきが良くなるため2本バリがはやっているそうですが、アナゴ釣り初心者は、釣れた時にタオルや仕掛けにもう1本のハリが刺さったり絡まったりして手返しが悪くなるので1本バリが良いとのこと。中山勝之船長の言うことを聞いてシンプルな1本バリで挑戦しました。

 付け餌は青イソメ。頭の堅い部分を最初に刺し、そのあと2、3回縫い刺しをして、数センチ尻尾を垂らす。同じ要領で3本付け、房掛けにします。

 釣り場は木更津沖の水深15メートル。仕掛けを船下に落とし、オモリが海底に着いたら糸フケをとり、竿が水平になるように構えて仕掛けが底から5センチ以内で動くようなイメージ。1秒間に1回オモリが底を叩くくらいのリズムでオモリを上下させて小突きます。

 左の左舷トモの方が“ニュルン”とアナゴを釣り上げているではないですか。私も釣りたい。時々、餌のチェックをしながら小突き続けていたら“ググン”ときたので即合わせするとヒット。初のアナゴをゲットしました。

 釣り方などは事前に調べたのにハリの外し方を調べていなくて針外しに悪戦苦闘していたら、船長が「アナゴの頭のすぐ後ろが急所だからそこをギュッと強く押さえておとなしくなったらハリを外してね!」と、やり方を見せてくれました。

 すぐに2匹目が釣れて針外しに挑戦!思っていたよりヌルヌルしていてうまく急所をつかめずアナゴが大暴れ。しかしその後、3、4匹と釣れていくうちに針外しにも慣れました。

 夜アナゴ釣りは釣り時間が約3時間くらいなので時間との勝負。今回は本当たりは分かったものの、前当たりのカサカサが1回も分かりませんでした。そのカサカサが分かれば、もっと釣れるはず。感覚を忘れる前に、またアナゴ釣りに行こうと思います。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、川崎・中山丸=(電)044(233)2648。出船は午後5時45分。乗合料金8000円、女性・高校生6000円、中学生以下5000円。

 ▼使用タックル 竿/ベイゲームX カットウフグ 82 155、リール/バルケッタBB 300HGDH(以上シマノ)ライン/アプロードSALT MAX GT―R PE 1・5号、リーダー/アプロード ナノダックスショックリーダー20ポンド(以上サンヨーナイロン)

 ◇石坂 衣里(いしざか・えり)1979年(昭54)生まれ、群馬県出身。釣り糸「サンヨーナイロン」アンバサダーとして活動。ヘラやトラウトの淡水をはじめ、沖釣りへも通い詰める癒やし系釣り姉貴。

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