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「スルスル」メジナ43センチ 低層にコマセ&仕掛け一緒に沈んで◎ 三浦半島・城ケ島

[ 2020年2月7日 07:05 ]

岩本さんが釣り上げた43センチのメジナ      
Photo By スポニチ

 【磯&堤防ガイド】立春を過ぎると海中は冬本番。これから3月までは低水温に悩まされる。が、磯場では狙い方次第で楽しい時間を過ごせる。良型メジナにサヨリも登場!神奈川県三浦半島・城ケ島の長津呂(ながとろ)崎でのウキ釣りを楽しんだ。(スポニチAPC 恩田 誠)

 2、3月は水温が低下するため魚の活性が弱まり、メジナ釣りでは型を見ることさえ苦労する。が、釣り方次第では小魚に邪魔されることなく40センチ超えの良型をゲットできるという望みも。

 今回は三浦半島・城ケ島の磯で、釣り仲間の岩本勝人さん(66=逗子市)といろいろな釣り方でメジナを狙ってみた。

 城ケ島の好釣り場である長津呂崎のヒナダンで竿を出した。周囲には沈み根が多いのでやや釣りづらいが、魚の活性が低いときはこうした場所で好結果が出ることも。

 コマセを入れるとすぐに35センチ級のサヨリの大群が押し寄せる。しばし、「お土産」として釣り上げたが、波がやや静かになると彼女らは消え、代わってキタマクラ、ハコフグの登場。

 フグたちも煩わしさを感じない程度だったので、別図にある低活性期に対応する「スルスル(全遊動)仕掛け」に変更した。仕掛けをハリとオキアミの重さだけで沈めていくのでコマセと同調しやすい。半面、道糸が風や潮、波に取られるとコマセの帯から外れてしまうため、糸の出し過ぎは厳禁だ。

 狙う場所は潮目。低層にコマセが集まり、かつ仕掛けもそれと一緒に沈んでいくので、活性が低く警戒心の強いメジナでも「だます」ことが可能だ。

 この釣り方に変更すると35センチクラスのメジナがヒットするようになった。魚に抵抗感を与えない仕掛けが奏功したようだ。

 一方、通常の釣り方で臨んでいた岩本さんは苦戦気味。そこでスルスルスタイルに変更することを提案。初めは道糸の扱いに手間取っていたようだが、慣れてくるといい感じにコマセと同調できるようになった。

 そしてこの日一番のヒット。足元に根が張り出しているので慎重にやりとりした結果、見事、43センチのメジナをゲットした。これには岩本さんも「スルスル」の威力に感動したようだ。

 私も最後に40センチジャストを仕留めた。横風が強いときは沈め釣りで糸の抵抗を抑えるしかないが、それ以外の条件下では、スルスル仕掛けがお薦めだ。この際、潮目狙いに徹することが必要条件となる。

 ▼釣況・餌 いけのや(城ケ島内)=(電)046(882)5968。

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