「ヨギボー」バイト女性をベテラン店長が盗撮　正式に謝罪　「被害者の精神面のケアに尽力」

　ビーズソファーの代表的なブランド「Yogibo（ヨギボー）」は20日、東京・渋谷の店舗の店長が女性従業員を盗撮した疑いで逮捕されたことについて、事実を正式に認め、謝罪。被害者の「精神面のケアに尽力する」と説明した。

　これまで、渋谷宮下公園前店の店長が「女性従業員を盗撮し逮捕」とネット上で拡散され、被害女性による証拠動画なども公開されていた。

　同社の代表取締役会長の木村誠司氏が公式発表に先んじて自身のSNSを通じて、この件について謝罪。加害者となった店長について「元店長は在籍期間も長く、私自身も何度か会った事がありますが、まさかこのように下劣な犯罪行為をする人物とは思っておらず、名前を聞いた際は大変ショックを受けました」とつづっていた。

　その後、公式サイトを通じて改めて「2024年2月20日に、SNSで拡散された弊社従業員（解雇済）が不正行為を行い逮捕されたことにつきまして、ご報告させていただきます」と報告。「本件は、2023年11月28日に警察署からの連絡により、当社の従業員が、勤務先店舗内にて自身のスマートフォンなどの撮影機器を使用し、同店アルバイト従業員らの盗撮を行ったとして、逮捕されました」と経緯を説明した。

　「当社従業員が逮捕されたことを厳粛に受け止め、被害者である同店アルバイト従業員に心からのお詫びと説明を実施し、精神面のケアに尽力するとともに、盗撮行為を行った従業員を2023年12月1日付けで懲戒解雇処分といたしました」と処分したことを記載。「事件以降、盗撮行為の発見や防止のため、店内環境整備を強化、エリアマネージャーの臨店頻度の増加、簡易更衣室の設置、法令遵守の徹底、教育研修の実施、従業員との定期的な面談などの再発防止策を講じております」と今後の対策を報告した。

　「お客様、関係者の皆様に対しご迷惑とご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「二度とこのような事態を起こさぬように、全社を挙げて再発防止と信頼回復に向け、全力で取り組んで参ります」と再発防止を誓った。