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乱れ咲き 30センチ級マアジだ

[ 2019年3月26日 08:51 ]

30センチ級マアジ連発に「簡単だね」と斎藤弘騎くん。父親の翼さんも満足げ
Photo By スポニチ

 彼岸を迎え、各地の沖釣りが活気づいてきた。相模湾では手軽に楽しめる「LTウイリー五目」が人気。コマセに誘われた魚はマアジが主体ながら、ヒラメやイシダイ…高級ゲストも顔を出す。女性や子供たちの入門にもピッタリだ。(スポニチAPC 林 悠二)

 ◆茅ケ崎・沖右衛門丸

 ビギナーでも手軽に楽しめるのが「LTウイリー五目」の売り。予報が良いのも手伝ってこの朝、急きょ2隻出しの盛況ぶり。

 第3沖右衛門丸(木村研二船長)は貸し竿組が30%で、ニコニコ顔の親子連れやカップルの姿も多い。

 片天3本バリ、先バリにはオキアミ餌を付け、残りの2本はウイリー(ナイロン製の擬似餌)だけで付け餌不要。

 朝一番のポイントは茅ケ崎沖航程20分の28メートル。オモリ着底後2メートル切って、誘いに掛かると早速、当たり。皮切りは20センチ級ショウサイフグの4連発。コマセが効き出すと、各所でマアジが顔を出し始めた。

 「根回りだからイシダイやマダイなども来ます。強い引きがあったら、ゆっくり巻いてね」。船長アナウンスに、釣り人たちはせっせと投入を繰り返す。

 右隣で数を伸ばし始めたのは昭島市の柳雅司さん(58=公務員)で、30センチと20センチ級マアジの一荷に大喜び。隣り合わせる弟の賢司さん(57=自営業)と数釣り競争だ。

 食いが渋り、日中は90メートルダチの深場へ移動。ここは型の良いマアジぞろい。

 「めっちゃ重たい」。顔をしかめながらリールを巻くのは、八王子市の斎藤弘騎くん(10=小5)だ。足下のオケには既にマアジが十数匹。そして30センチ級を追加。

 右舷胴の間でヒラメがタモに入った。入間市の山崎健司さん(46=建築業)が掲げたのは1・8キロ。先バリに掛かったアカタチウオをくわえていた。「慣れていないので…」と話すがハリス2号でのキャッチはお見事。これを見ていた柳兄弟、生かしておいたマアジで泳がせ釣りを開始したのだが不発。筆者の竿には30センチ級マトウダイが掛かった。これもアカタチをガッチリくわえていた。この日、ホウボウやハナダイも掛かった。この釣り、これからが本番だ!

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