代表主将に休息なし　長谷部　５日は大先輩の引退試合へ

　ワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会で日本代表の主将を務めたＭＦ長谷部誠（３０）が埼玉スタジアムで５日に開催される元日本代表ＤＦ山田暢久氏（３８）の引退試合に参加することが１日、分かった。同日、Ｊ１浦和が発表した。

　長谷部はニュルンベルクから移籍し、今夏から所属するフランクフルト（ドイツ）のクラブ事情により試合には出場しないが、歴代選抜チーム「Ｒest of the ＲＥＤＳ」の一員として参加するという。浦和一筋に２０年間プレーし、昨季限りで現役を引退した山田氏は、長谷部にとって藤枝東高（静岡）、浦和を通じての大先輩で、２００２年から０７年までの６年間浦和でともにプレーした。

　長谷部は１次リーグで敗退したＷ杯の開催地ブラジルから単身ドイツに渡り、新シーズンで所属することになるフランクフルトのメディカルチェックを受け、６月２７日に代表チームとは別便で日本に帰国した。同日夜にはザックジャパン主将としてニュース番組に生出演、２８日には都内で日本代表の慰労会に出席、３０日には宮城県南三陸町のあさひ幼稚園を訪問。この日は羽田空港から離日するザッケローニ監督の見送りにＤＦ内田篤人（２６＝シャルケ）とともに羽田空港に足を運んでいた。