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ドイツ 苦闘延長戦制し16大会連続8強!シュールレが芸術ヒール弾

[ 2014年7月1日 07:33 ]

アルジェリアDFグラムと競り合うドイツFWシュールレ(AP)

W杯ブラジル大会決勝トーナメント1回戦 ドイツ2―1アルジェリア

(6月30日 ポルトアレグレ)
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会第18日は30日(日本時間7月1日)、決勝トーナメント1回戦を行い、優勝候補のドイツが、延長戦の末、後半出場のFWシュールレの決勝弾でアルジェリアを2―1で下し、16大会連続の8強入り。アフリカ勢はすべて姿を消した。ドイツは、4日(同5日)の準々決勝でフランスと対戦する。
【決勝T&日程表 試合結果】

 ドイツは26日の米国戦で太腿裏を痛めたFWポドルスキが出場見合わせ。1次リーグのガーナ戦で得点したFWゲッツェが左MFで2戦ぶりに先発した。アルジェリアは従来通り1トップにFWスリマニを置いたが、前戦から先発5人を入れ替え、総合力で勝る強敵に挑んだ。

 序盤、見せ場を作ったのはアルジェリア。前半17分、敵陣中央からDFグラムのクロスをスリマニがヘディングシュート。ネットを揺らしたが惜しくもオフサイドの判定。その1分後には、エリア内に駆け上がったグラムがFWスダニからのスルーパスを受けてシュートを放つ。得点にはならなかったが、決定的な場面を何度も見せた。

 カウンターの応酬を繰り返しながらも0-0で折り返して、迎えた後半。立ち上がりからめまぐるしく攻守が入れ替わる展開の中、ともに決定機を作りながら両GKの好守もあり無得点のまま延長戦へ。そして均衡を破ったのはドイツ。延長前半2分、左サイドからドリブルで仕掛けたFWミュラーが中央にクロス。ゴール前に詰めたシュールレが左足ヒールで合わせてゴールネットを揺らした。同後半にはMFエジルがゴールを奪い、試合を決定づけた。

 アルジェリアはコンパクトな守備からカウンターを狙い、何度も相手ゴールを脅かす。終了間際にFWジャブのシュートで1点を返し意地を見せたが及ばす。1次リーグで西ドイツ(当時)を下した82年大会の再現はならなかった。

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2014年7月1日のニュース