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後半46分に追いつくも…ギリシャ神話あと一歩

[ 2014年7月1日 05:30 ]

PKを失敗したゲカス(右)は顔を覆う(AP)

W杯決勝トーナメント1回戦 ギリシャ1―1(PK3―5)コスタリカ

(6月29日 ペルナンブコ)
 決着をつけるPK戦にギリシャのサントス監督は立ち会えなかった。延長終了直後の主審への猛抗議で退席処分。「90分を終えて、我々が選手に水を与えようとピッチに入ろうとしたら止められた。あっちではコスタリカが全員入ってるのに。延長も30秒は短かった」と不満をぶちまけた。

 後半46分、ゲカスのシュートがGKにはじかれたところをDFパパスタソプロスが押し込んで同点。土壇場で勝ち越して初の決勝トーナメント進出を決めたコートジボワール戦の奇跡再現、と思われた。だが、その後は数的優位を生かせずPK戦で敗退。今大会限りで退任する指揮官は「ギリシャの歴史をさらに塗り替え、国民を喜ばせたかった」と肩を落とした。

 それでも、日本などを蹴落としての16強入りは未来につながりそうだ。地元メディアによると、全23選手が同国のサマラス首相へ「(16強入りの)特別ボーナスなどいらない。望むのは代表チームのトレーニングセンター建設のための支援だ」と署名入りの手紙を送った。同首相は「全ての国民が代表チームを誇りに思う」と建設を約束した。

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2014年7月1日のニュース