【フェブラリーS】矢作流“超回復”は調教後がカギ

[ 2020年2月20日 05:30 ]

モズアスコットを管理する矢作芳人調教師
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 【こぼれ話 隠れ話】昨今よく聞かれるようになった「超回復理論」。筋肉を効率よく成長させるための理論で、トレーニングで強い負荷がかかり“破壊”された筋肉細胞が一定期間の休息によって回復すると、負荷をかける前よりも筋力が強くなるというものだ。

 矢作師は競走馬にもこの理論が当てはまると話す。「必要な休息期間は馬によって異なるけど、水曜に追い切ると日曜のレースは“中3日”。これがベストな馬が多いのでは。与えたダメージをしっかりケアすれば、筋肉が強い状態でレースに臨める」。超回復の積み重ねで筋骨隆々となったモズアスコットがパワーを要するダートに即適応したのは必然だった!?「ここからいかに超回復させていくか。細心の注意を払ってケアしていく」と師。名伯楽の仕上げはまだ終わっていない。

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2020年2月20日のニュース