王将戦の30万円日帰りツアーが好評「安いくらい」

第73期ALSOK杯王将戦第1局第2日 （ 2024年1月8日    栃木県大田原市・ホテル花月 ）

大盤解説会参加者にあいさつする藤井王将（撮影・藤山　由理）
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　今対局では、参加費用30万円の日帰りツアーが組まれた。大田原市などが企画したもので5人が参加。徳島市から来た会社員の松本卓也さん（56）は「なかなかない経験をさせていただいた。30万は安いくらい」と語った。

　昨年12月下旬に募集受け付けを開始すると、すぐさま完売。2日目の封じ手開封に立ち会うほか、藤井が食べた昼食やおやつと同じメニューが楽しめる。佐藤紳哉七段（46）による個室での大盤解説も開かれ、盛りだくさんの内容だった。

　≪大盤解説会にファン150人≫対局会場と同じホテル内で行われた大盤解説会には、全国から150人のファンが集まった。大田原市の職員によると、当初100人を定員としていたが、約600件の応募があり急きょ増員。6倍近い倍率から選ばれた人々が熱戦を見守った。終局後には両対局者が解説会場に登場。温かい拍手で迎え、健闘を称えた。