涙声リポートのTBS南波アナ 大分で熊本地震被災の過去 被災者を激励「声を掛け合って」

[ 2024年1月5日 18:41 ]

 TBS南波雅俊アナウンサー(35)が5日、同局系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に、能登半島地震が発生した石川県から中継で生出演した。

 4日の放送で南波アナは、輪島市の朝市周辺からリポート。近くに住んでいた4人家族から、近所の高齢女性が亡くなったことを知らされたことを伝えた。「“自分たちより元気な方で、なぜ声を掛けなかったのか、すごく後悔している”と…いうふうにおっしゃっていました」と、声を詰まらせる場面もあった。

 この日は能登半島の先端部分に近い能登町から被災状況を伝えた。沿岸部近くにある高台に逃げた人も多かったという。7日には雪が降る予報で、お年寄りも多いという同町の事情を伝え、「“雪が降った場合には、雪かきをするのが体力的にはきつい”と話している方もいらっしゃいました」と説明。また、電気が通っていない避難所もあるようで、「寒さ対策が一つ大きなポイントといいますか、大事になってくるポイントになってくると思います」と予測を語った。

 スタジオの日比麻音子アナからは、「南波さん自身の昨日からの変化、体感などはいかがですか?」と問われた。南波アナは「寒さはコートなどを着て耐えられるくらいではありますけど、夜になってくるとかなり寒くて、中継が終わると相当、寒さを感じる」とリポート。「特に被災者の皆さんには、何とか乗り切ってほしい。その気持ちだけです」と、被災者にエールを送った。

 リポートの中で、地震も被災経験があることを明かした。「地震が起きて5日目の夜、不安な方もいらしたと思います」と、被災者の心情を代弁。その上で、「私自身も熊本地震があった時には大分県に住んでいて、いつやむか分からない揺れに、本当に不安な気持ちになりました」と打ち明けた。南波アナはNHK時代、大分放送局に在籍したことがあり、16年の熊本地震では大分県でも震度6弱を観測。「思い出すと、その時に支えてくれたのは、仲間であり、周りの声掛けだったと思います」と振り返った。

 そんな自身の経験を踏まえ、「無責任なことは当然、言えませんが、本当に皆さん、声を掛け合って、不安な夜を乗り切って欲しい。それをすごく感じています」と、心からのエールを送っていた。

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