藤井王将「しっかり準備」 新年開幕の王将戦で菅井八段が挑戦者に決まり 琴電で運転手 車掌体験

[ 2023年11月27日 11:30 ]

高松琴平電鉄の車掌体験に臨んだ藤井聡太王将
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 藤井聡太王将(21)=8冠=が27日、香川県琴平町の高松琴平電鉄琴平駅で運転手と車掌体験に臨んだ。同日は11日に4勝0敗で防衛した第36期竜王戦7番勝負第5局1日目が予定された。シリーズが終了したため、同町で3連覇を祝う会に前夜出席し、この日は鉄道が趣味とあって琴平駅へ足を運んだ。

 11日の第4局で達成した、初戴冠から失敗なしでの大山康晴15世名人と並ぶ歴代最多タイ、タイトル連続獲得19期。20期での更新がかかる年明け1月7日開幕の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は挑戦者が菅井竜也八段(31)に決まった。22日の王将戦挑戦者決定リーグ一斉対局で近藤誠也七段(27)に勝利し、5勝1敗で初の王将戦挑戦権を獲得した。

 菅井の印象について、藤井は「叡王戦で強さを感じた。(叡王戦と違い王将戦は)2日制ということで、違った戦いになるかと思う。開幕までの1カ月余りでしっかり準備をしたい」と語った。

 今春、菅井とタイトル戦で初対戦した第8期叡王戦5番勝負は3勝1敗で防衛したが、接戦続きでとりわけ第4局は2度の千日手指し直しの末に藤井が勝利した。持ち時間4時間の1日制とは違い、2日制8時間の王将戦での菅井の振り飛車へ警戒感を強め、対策を進めることを明らかにした。

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