泉ピン子 知名度高めたあの情報番組「下品な女、出すな」から「視聴率がどんどん上がって」

[ 2023年11月27日 20:30 ]

女優の泉ピン子
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 女優の泉ピン子(76)が27日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・00)にゲスト出演し、芸能界入りのいきさつを語った。

 芸能界入りへの興味について聞かれると、「ないないないない、全然ない。普通の平凡な嫁になりたいと思っていた」と意外な答えで驚かせた。

 それでも芸能界の門をたたいたのは、やむにやまれぬ事情があった。「2番目の母とそりが合わなくて、家を出たいなと」。父が専務をしていた芸能プロダクションに入ると、「牧伸二さんの弟子に無理やりさせられて。漫談やったら…私ね、見てきたことをしゃべるの、めちゃくちゃうまいのよ」。経験談をおもしろおかしく話す様子に、楽屋は大ウケだったという。

 ところが、舞台に上がると、そのおもしろさはなぜか陰を潜めてしまう。「楽屋ウケはものすごい。みんな集まって来て。舞台に上がるとホントつまらないんで。それで、みんなに“楽屋ウケする人間は舞台でウケない”と言われて。楽屋で黙ってたら、みんなに“具合悪いのか?”と言われて」と、苦い経験を明かした。

 そんなある日、あるテレビ番組に出演の話が来たという。「テレビに出れば失敗、全部失敗」と苦手にしていたというが、「出られない人がいた」と、代役で出演することに。それが日本テレビの情報番組「テレビ三面記事 ウィークエンダー」だった。

 泉がブタの交尾の話をしたところ、「あんな下品な女、出すな」と抗議電話が殺到したというが、番組の視聴率はうなぎのぼり。「視聴率がどんどん上がっていっちゃって。(最初は)全然ウケないの。だけど、見てきたことをしゃべるのがうまいの」と自画自賛した。

 番組の人気者になった泉はその後、女優として活躍。「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」など、人気ドラマに多数、出演した。それでも、泉によると、同番組は視聴率50%近い時があったといい、「ドラマに行って、25%で大騒ぎしている時、何でこんな数字で大騒ぎしているんだろう?って」とも明かしていた。

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