知念里奈「奨励賞」岩谷時子賞授賞式「演じながら発してきた言葉たちに鼓舞されながら人生を進んできた」

＜「岩谷時子賞」授賞式＞岩谷時子賞奨励賞を受賞した知念里奈。　左はプレゼンターの竹下景子　（撮影・西川祐介）
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　女優・歌手の知念里奈（42）が27日、都内で行われた「第12回岩谷時子賞」授賞式に出席。10年以上出演しているミュージカル「レ・ミゼラブル」で日本で唯一、コゼット、エポニーヌ、ファンテーヌとヒロイン3役を演じたことなどが評価され「奨励賞」を贈られた。

　プレゼンターを務めた女優の竹下景子（70）からのクリスタルを受け取ると「歌手として活動を始めて、ミュージカルのお仕事をさせていただくようになり、岩谷先生が訳詞された歌詞やセリフを舞台の上で、何百回と口にしてきました」と語ると「言霊という言葉がありますが、演じながら発してきた言葉たちに慰められたり、鼓舞されながら人生を進んできた」と活動を振り返っていた。

　同賞は越路吹雪さんのマネージャーとして越路さんをスターに育て上げ、さらに訳詞家、作詞家としても名曲を残した岩谷時子さんの名を冠し、音楽文化の向上・普及のため、その活動において功労のあった人物・団体を表彰するもの。

　第12回岩谷時子賞には、俳優の市村正親（74）、特別賞はジャズ・サックス奏者の渡辺貞夫（90）。奨学金制度「岩谷時子　Foundation　for　Youth」の対象者には、広島出身でウクライナ人の母を持つバイオリニストの平石英心リチャード（16）が選ばれた。