大竹まこと ゴルフ仲間だった伊集院静さんを追悼「くだらない部分は一緒にお付き合いを」

[ 2023年11月27日 17:41 ]

大竹まこと
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 タレント大竹まこと(74)が27日、パーソナリティーを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に生出演し、24日に肝内胆管がんのため死去した人気作家の伊集院静さん(享年73)を追悼した。

 伊集院さんは10月初旬に肝内胆管がんと診断され、治療のために執筆活動を休止。それから1カ月あまりで帰らぬ人となった。

 伊集院さんとプライベートで親交があったという大竹は、「ちょっと前からご加減はそんなによろしくないことは人づてにうかがっていたんだけど、あまりに急で」と無念さをにじませた。

 20年にくも膜下出血で手術を受けた伊集院さんとその後、ゴルフをラウンドしたという。「右半身がしびれたりするんだけど、それも克服なされて、“大竹、ゴルフ行こう”という話になって」。伊集院さんは当時、右目があまり見えていなかったようで、大竹は「それでゴルフをやるわけよ。3回に1回、ティーショットがチョロする。ボールが50メートル先の左側のラフに転がったりするわけ。右目がちょっと見えなくなってるから、“どこ行った?”と聞くんだけど、“そこです”って言いづらくて、“どこでしょうね…”みたいな」と回想。大病と闘いながらも、趣味を楽しむ姿勢を失っていなかったといい、「伊集院と俺たちの仲間の、くだらない部分は一緒にお付き合いをさせていただいて」と懐かしんだ。

 伊集院さんのおしゃれ好きエピソードも明かした。「俺が白いカーディガンを着ていたことがあって。あの人おしゃれで、結構見るわけ、白いカーディガンを。触ったりするの、気になって」。伊集院さんの反応を見た大竹は、そのカーディガンを新たに買ってプレゼント。「たぶん気に入ってくれるだろうなと思って差し上げたら、何回か会う時に、白いカーディガンをとっても気に入っていたらしく、よく着て下さっていたのを覚えているね」と振り返った。

 伊集院さんは高校時代、17歳だった弟を水難事故で亡くしている。悲しみに暮れていたところ、高校の恩師から「不運と思うな」「(弟は)17年を精いっぱいに生きた」「君がそれを忘れず、引き継いで生きるんだ」という言葉を掛けられたという。大竹は番組内で、弟や27歳の若さで亡くなった元妻で女優の夏目雅子さん、東日本大震災の被災者を思う伊集院さんの著書の一部を時折、声を詰まらせながら朗読。「ご冥福をお祈りします」と語り、伊集院さんが伊達歩名義で作詞した近藤真彦の「愚か者」をかけて哀悼の意を示した。

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