高岡達之氏 NGリスト問題で事務所の姿勢を問題視「破いてくれと言わなかったんでしょうか?」

[ 2023年10月9日 15:52 ]

読売テレビ社屋
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 読売テレビ高岡達之解説委員長が9日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、ジャニーズ事務所が2日に開いた会見で特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があった問題を受け、自身の考えを示した。

 NGリストには、6人の記者やフリージャーナリストの名前、顔写真が掲載されており、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。同事務所はリストへの関与を否定。会見を運営した「FTIコンサルティング」は、リストの作成を認め、謝罪した。

 ジャニーズ事務所は4日、公式サイトで、会見2日前の打ち合わせでNGリストの存在を知った井ノ原快彦が「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と要望したと説明。FTI側が「当てるようにします」というやりとりがあったとした。

 事務所側の説明について、高岡氏は「一つはっきり申し上げておいた方がいいなと思うのは、途中でジャニーズ側が疑問を挟んだ。誰一人“やめてくれ”と言わなかったんでしょうか?誰一人、“そんなリストは破いてくれ”と言わなかったんでしょうか?打ち合わせの段階から」と、リストの作成を強硬に止める人物がいなかったことに疑問を呈した。

 その姿勢こそが、「(関与していないことを示す)明確な意思になりますよね」とし、「こういうものを使わない、頼らない、作らない意思をジャニーズ事務所側が示していたら、それでもコンサルタント会社が作ったら、契約違反になりますよね」と、問題の分水嶺を指摘した。

 結果的に、NGリストは会見当日、司会を務めた元NHKアナウンサー松本和也氏の元へ渡った。高岡氏は「コンサルタント会社は“改善します”というニュアンスの回答をして、現実に司会の松本さんの手元に行っちゃっているわけです」と問題視した。会見ではNGリストに載った6人のうち、指名されたのは1人だけだった。

 同事務所側からの強い反対がなかったと解釈した高岡氏は、「これは結果的にジャニーズ事務所側が了解をしたと取られても仕方がないことになる」と、事務所側の責任を追及した。

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