宝塚の博多座で「ミーアンドマイガール」開幕 水美舞斗「家で“一人ランベス・ウォーク”状態」

[ 2023年10月9日 18:45 ]

ミュージカル「ME AND MY GIRL」でビルとサリーを熱演する水美舞斗(左)と舞空瞳                               
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 宝塚歌劇団の水美舞斗(みなみ・まいと)が専科異動後初めて主演するミュージカル「ME AND MY GIRL」が9日、福岡・博多座で開幕した。

 ロンドン生まれのミュージカルで宝塚でも1987年の初演以来、何度も上演している大ヒット作。ロンドンの下町に育ったビルが、実は伯爵家の血を引く青年だったことから始まるシンデレラストーリー。このビルと、後見人のジョン卿を水美と、星組スター暁千星(あかつき・ちせい)が役替わりで挑むのも話題だ。

 初日は水美がビルを演じ、トップ娘役・舞空瞳(まいそら・ひとみ)演じるヒロイン・サリーへの一途な愛、下町育ちでも品格あるたたずまい、素直さがまっすぐに客席に突き刺さる熱演を見せた。

 一幕のラストを飾るナンバー「ランベス・ウォーク」では、出演者が客席降りで華やかに歌って踊り、劇場中が一体になっての盛り上がり。水美も「今回の出演が決まってからこの曲が頭の中でグルグルと回って、家で“一人ランベス・ウォーク”状態となっていました」とコメントするほどノリノリだった。

 星組メンバーとの初共演にも「ワクワクした気持ちとちょっぴり不安な気持ちがありましたが、星組の皆さんとご一緒できるのが何よりうれしい」。前日に行われた通し舞台稽古でも、カーテンコールで「明日の初日から皆で一丸となって頑張って参ります」などと力強くあいさつしていた。

 トップスター・礼真琴(れい・まこと)が休養中の中、ダンディーなジョン卿とビルにも挑む暁は「楽しみながら、子ども心をわすれないようにやっていきたい」とコメント。華やかでひたむきなサリーを熱演し舞空は「ビルと一緒に何でもやってみようという気持ちを、自分自身とも重ねながら思いっきり飛び込んでいきたい」とした。公演は11月2日まで。

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