玉木宏 人生の転機はやっぱりあの青春コメディー「これを受けてダメだったら辞めようかなと」

[ 2023年10月9日 18:25 ]

俳優の玉木宏
Photo By スポニチ

 俳優の玉木宏(43)が、8日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(後9・00)にゲスト出演し、駆け出し俳優時代を語った。

 名古屋出身の玉木は、高校2年の時に市内の地下街でスカウトされ、18歳で上京。俳優の道を志した。とはいえ、駆け出しのころは演技だけで生活はできなかったようで、アルバイトも「引っ越し屋さんでバイトして、深夜のコンビニ、(ウエイターと)3つ掛け持ちしてやってました」と明かした。

 ブレークの足がかりをつかめないまま過ぎる日々。「周りを見た時、焦りを感じて、仕事を変えるなら、もしかしたら早い方がいいのかなと」。道をあきらめることも頭をよぎったという。そんな葛藤の時期に舞い込んだのが、ある映画のオーディションだった。

 2001年公開の「ウォーターボーイズ」。男子高校生たちが、当時は珍しかった男子によるシンクロナイズドスイミングに挑戦する、青春コメディー。そのオーディションに、玉木は並々ならぬ覚悟を持って臨んだ。「当時オーディションをしていて、これを受けてダメだったら辞めようかなという選択にしようかなと。それくらい本気で臨もうと思って」。妻夫木聡や金子貴俊、杉浦太陽らも出演した大ヒット作で、玉木も役をゲットした。「今振り返ったら、そこがなかったら、もしかしたら続いてなかったかなと」と話すほどの大きな転機だった。

 演じたのは、シンクロナイズドスイミングに挑戦する元バスケットボール部員の佐藤勝正。アフロヘアが特徴的だが、ある出来事で髪が燃えてしまうハプニングに見舞われ、丸刈りになるという役どころだった。だが、当時の玉木に知名度はなく、髪形の変化でキャラが分からなくなってしまう懸念があった。「衣装合わせに行った時、僕には知名度がないから、アフロから坊主になって、誰だか分からなくならないように」。矢口史靖監督の判断で、鼻の横に大きなほくろを付けた、コミカルなキャラクターに。玉木は「目印にしては大きいなと思ったんですけど」と笑って振り返っていた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年10月9日のニュース