橋下氏が“都構想否決で辞任”裏話で恨み節? 吉村氏らは号泣で「松井さんを止め、僕は止められなかった」

[ 2023年4月27日 19:39 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(53)が26日、自身のYouTubeチャンネルで初の生配信を行い、3月の任期満了で大阪市長を退任し、政治家を引退した松井一郎氏(59)を慰労した。

 「二代目、おつとめご苦労様でした」と出迎えた橋下氏。松井氏は「任期満了で、出所じゃないんです。仮釈放とかではありませんから」とツッコミを入れたが、「2015年に(橋下氏が)一人仮釈放されてから、長かった…」と実感を込めた。

 2015年、松井知事&橋下市長時代に迎えた1回目の大阪都構想住民投票の裏話を披露。橋下氏は否決の責任を取り辞任したが、「本当は一緒に辞めようって話をしてた」と橋下氏。「そうそう」と松井氏も認めた。

 辞任を決意し会見場に行こうとする維新の“2トップ”を、馬場伸幸氏や吉村洋文氏らが「わんわん泣きながら、『辞めんといてください~』って通せんぼした」と橋下氏は明かし、「任侠映画みたいだった」と振り返った。だが、「僕が通り抜けて行った後ろでと通せんぼしてて…。松井さんをみんなが止めてて、僕は止められなかった」とすねて、笑わせた。

 松井氏は「あの時は橋下さんは辞めるって決まってたから。でもみんな感じてたんじゃない?2人で辞めるみたいな雰囲気を」と苦笑い。「(実際に)ホテルの部屋で一緒に辞めようって話はしてたけどね。でもあの状態で2人一緒に会見で辞めるって言うと、すねてるみたいに思われるのもイヤやから、僕は言わんかったけどね」と、踏みとどまったという。

 また2人は、投票が午後8時に締め切られてからの陣営の様子を回想した。橋下氏は、最後の演説を終え「差し切れんかった」と負けを予感したという。「そこがすごいね。俺は差し切ったかなという気持ちがあった」と松井氏。メディアでも見立てが分かれる僅差。維新の国会議員らは最初、2人を持ち上げワイン片手に浮かれていたというが、否決が判明した途端「シーンとなって、すぐに席立って。“あいつら終わりやから”…みたいに次の動き」と松井氏が言えば、「次の政局じゃないけど、どう主導権取っていくか…って。ほんまあいつら」と橋下氏も毒づいた。具体名には自ら「ピー音」を入れて、2人はオフレコトークで盛り上がっていた。

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2023年4月27日のニュース